還元主義(かんげんしゅぎ、英:Reductionism、独:Reduktionismus) とは、(1)異なる知識の領域や分科同士の関係、または(2)部分と全体の関係に対するいくつかの立場を指す語[1]。スタンフォード哲学事典は以下のように区別している。
存在論的還元主義:複雑な実体は、それを構成するパーツとその相互作用によってのみ存在する。例えば生物学的特性は物理的特性に付随している。生物学における存在論的還元主義は物理主義とも呼ばれる。弱い存在論的還元主義は、現在の生物学者と哲学者の基本的な立場である。
方法論的還元主義:複雑な全体を分解してパーツを調べることで全体を理解しようとする一般的に用いられている科学的手法[2]。あるいは可能な限り低いレベルでの説明がもっとも有益だとする立場[1]。全ての科学は物理学の用語で記述できる(または理想的にはそうされるべきだ)と言う立場は物理還元主義と呼ばれる[3]。例えば生物は分子生物学と生化学によってもっとも良く説明できる。この立場は常に論争の的である。
認識論的還元主義または概念的還元主義:あるレベルの科学的知識は、それより下位の(根源的な)レベルの科学的知識に還元できるという立場。これは理論の還元(ある理論が別の理論から導き出せる)と説明の還元(高位の機能が低位の機能によって説明できる)に分ける事ができる。
理論の還元:以下の条件を満たす限り、ある理論T1が別の理論T2に還元できると主張できる[4]。(1)T1の基本的な概念は、すべてT2の概念によって定義可能である(2)T1の基本的な法則の全てが、T2内部の理論によって導き出されたT2の法則に翻訳できる(3)T2の概念と法則はT1の物より基本的である。この代表は熱力学と気体分子運動論の関係である[5]。
説明の還元:理論の切り分け、理論の一般化、メカニズムや個々の事実の説明を含む。説明の還元は因果関係の説明であると仮定されている。高次の特徴はその構成部分の相互作用に基づいて説明される。説明の還元は厳格な存在論的還元を必要としない[6]。生命科学ではメカニズムアプローチとして現在、理論還元主義に代わる強靱な立場に発展した[1]。
さらに、批判的な用法では、
サンバ (ブラジル)
土木工学
ラグビー
早食い・大食い
ボウリング
融資
パルクール
人材派遣
綱引き
株式
宮沢賢治集
みんなの税金
高知の湯めぐり
世界歴史
葬祭マナー
麦茶百科
四季の祭り
秋田の情報
リス情報
アイス工房
ある事象や存在が、「それとは別ものにすぎない」、あるいは「それとは別のものに他ならない」、などとする[7]考え方、主張。
考察・研究している対象の中に階層構造を見つけ出し、上位階層において成立する基本法則や基本概念が、「いつでも必ずそれよりひとつ下位の法則と概念で書き換えが可能」としてしまう考え方のこと[8]。
複雑な物事でも、それを構成する要素に分解し、それらの個別(一部)の要素だけを理解すれば、元の複雑な物事全体の性質や振る舞いもすべて理解できるはずだ、と想定する考え方
上記のような考え方・主張に対する否定的な呼称。還元主義は疑似科学の一種ともされる[9]。しばしばこの批判的な用法は、特定の理論や分野を退けるためのレッテルとして用いられる[10][11][12]。ローゼンバーグによればこの種の還元主義は消去主義と呼ばれる方がふさわしい[13]。また還元とは何を意味しているのか、何が何に還元されようとしているのかが曖昧なまま用いられることがある[4]。樺島祥介は極端な還元主義を「盲目的な要素還元主義」と呼び[14]、ダニエル・デネットは「貪欲な還元主義」と呼んで区別した[15]。要素還元主義とも言う[要出典]。またそれぞれの分野で(批判的な意味を込めずに)特定の立場や理論を指す代名詞として用いられることもある